GLP-1受容体作動薬(オゼンピック・リベルサス)とSGLT2阻害薬(カナグル ・ルセフィ)の併用効果について

♠はじめに

GLP-1受容体作動薬(オゼンピックリベルサス)でのメディカルダイエットで思ったような効果がみられなかったり、体重減少が停滞していたりしてお悩みの方もいらっしゃるようですね。

そんな方に朗報です!

GLP-1受容体作動薬とは違ったアプローチで作用する「ある薬」を併用することで、目覚めたように体重が減少してくる方が続出しているのです。

♠併用するある薬とは

その「ある薬」とはSGLT2阻害薬です。
具体的には「カナグル 」「ルセフィ」「ジャディアンス」「フォシーガ」などがそれに当たります。

これらの薬は糖尿病の治療薬として日本で開発され、承認された安全で安心な薬です。

♠SGLT2阻害薬の作用

SGLT2阻害薬は血液中で過剰になったグルコース(糖)を尿と一緒に排出させ、血糖を改善させる作用があります。

1日あたりでいうと約400kcalを尿糖として排出するようです。

さらに体重減少効果、内臓脂肪の減少、インスリン拮抗性の改善なども報告されています。
これらの効果から、最近ではメディカルダイエット薬として自費診療で使用されています。

副次的効果としては、尿量が増えることによるむくみの解消など、嬉しい効果もあります。

♠GLP-1受容体作動薬とSGLT2阻害薬の違い

GLP-1受容体作動薬はインスリン分泌を介しますが、SGLT2阻害薬はインスリン分泌を介さずに血糖を下げます。

どちらも血糖を下げる効果は同じですが、アプローチ方法が全く違いますよね。

また、GLP-1受容体作動薬には食欲を抑えたり、満腹感を持続させたりする効果もあり、どちらの薬もそれぞれに良いダイエット効果が期待できます。

♠GLP-1受容体作動薬とSGLT2阻害薬の併用

前述したようにGLP-1受容体作動薬(オゼンピックリベルサス)とSGLT2阻害薬(カナグル ・ルセフィ)は作用機序が違うため、併用して使用することが可能です。

GLP-1受容体作動薬でインスリンの分泌を促進し、さらにSGLT2阻害薬で過剰な糖を尿糖として排出する「ダブルの効果」が期待できるのです。

そのため、その相互作用でさらに強力なダイエット効果が得られると言われています。

♠当院でのメディカルダイエット

当院ではGLP-1受容体作動薬(オゼンピックリベルサス)とSGLT2阻害薬(カナグル ・ルセフィ)を組み合わせたメディカルダイエットをおこなっています。もちろん単剤のみでの処方も可能です。

オンライン診療、または直接の来院で処方しておりますので、ご都合の良い方法でお申し込みください。

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